今,公共交通がピンチです.そしてこのピンチがいつまで続くかわかりません.なので相当辛い状況になっています.
じゃあ,どれだけ辛い状況なのか?それをどうやったら救えるのか?
そんな活動を,幹事長を務める「日本モビリティ・マネジメント会議」(JCOMM)で実施しています.
その第一弾が,掲題のレポートです.
中国新聞(2020/05/03):「公共交通の減収3兆5000億円 新型コロナ影響、有識者会議試算」
楽観的シナリオで日本全体でも3.5兆,そのうち地域交通に限定しても1兆.
この数字の意味,現時点で少なくともこれだけの減収規模になっている,ということ.今後の展開如何で,他のシナリオのように大きくなる可能性も当然あり.
レポートの詳細は,JCOMM特設サイトや,上記の中国新聞記事をご参照ください.
ちょっと裏話です.この計算とレポートまとめ,4日間での突貫工事でした.「出そう」と決めてから,速攻でZOOMでミーティングし,作戦を練る.
公共交通事業者の利用者数の統計は比較的早く見つかったものの,減収率がなかなか見つからない.ここをどのような妥当な数値とするか.
緻密にいきたいが,時間的制約(GW前に出す)ということもあり,どこを割り切るか.説明力とのバランス.
そして,新型コロナ禍は未経験.なのでどうなるか将来のシナリオも想定がつかない.ここをどうする?
よくも4日の作業で出せたと思う.このメンバーだからいけた,と言うのも正直ある.関係者に感謝.