21日から運行形態が大きく変わりました.
1つ目はJRによる”代行輸送”となったこと,これにより定期券や回数券を持たない人も,乗れるようになりました.
2つ目は,広島行き,呉・広行きとも方向とも利用可能になったこと.先週まではJRは朝は呉から広島に,夕方は逆でした.広島から呉に通う方には便利になります.
3つ目は,広からも運行されるようになったこと,これまでは呉(休山)より東はカバーされていませんでしたが,東側にのびました.
とはいえ,これまでの渋滞パターンからすると,結構時間がかかる可能性も.
早速,初めての平日である本日に,調査を敢行しました.結果をレポートします.
(今回は,現場に実際に立ったゼミの学生さんの目線からのレポートです.若干手を加えています.)
注釈:あくまで初日時点の数字です.
今後,車からバスへの転換が進み,その他の渋滞対策が進んでいくと,
所要時間がだんだんと短くなっていく可能性が高いです.あくまで現時点の参考値としてご覧ください.
(今後定期的に所要時間の変化を追っていこうと思います)
■呉・広から広島駅
今回より,呉発と,広発の2つのルートが設定されました.
まず押さえておきたいのが,この2つの便の基本ルートが異なるということです.
・広島駅→呉駅: クレアラインを通る災害BRT運行
・広島駅→広駅: 山陽自動車道と東広島呉道路経由
まず所要時間について見てみると、
呉駅発広島駅行き(右の表)
・平均して1時間7分程度
・午前8時を超えると1時間を切る便も出てくる。
と,先週と大きく傾向は変わりません.
広駅発広島駅行き(左の表)
最初の2便に関してはほぼ予定通りの時間に運航がされていますが,6:20以降の便は2時間以上を要しています.この原因には,国道185号の渋滞と思われます.
(神田追記:今日23日は呉市の渋滞パターンがいつもと異なっているように感じました.
東広島呉道路の本線(の急坂)が原因? ここも詳細に今後分析します)
また、いずれの便に関しても始発から5便程度は満員となっていたようですから、
通勤ラッシュによって渋滞する時間をさけるためには、相当早く並ばなくてはならなくなりそうです…
■広島駅→呉・広方面
続いて逆方向です.
所要時間をみてみます.
呉駅行き
・平均して1時間50分程度
・午前8時以降出発便は1時間30分をきる便も出てくる
・通勤ラッシュが落ち着いた午前10時以降の便で最短50分を記録
ピークを外せば,ある程度時間が読めるようになります.
この影響は,朝の通勤時間帯の小屋浦を先頭とした,広島呉道路仁保JCTまでの渋滞に巻き込まれるためによるものです.
この渋滞を少しでも回避できれば・・現在その方法を検討中です.
広駅行き
朝一の便から,所要時間が3時間かかりました.
2便目は3時間以上を要しています.
原因は東広島呉道路の黒瀬→阿賀間の渋滞に巻き込まれてしまっていることです,
呉駅行きのバスが広駅行きよりもかなり早く到着していることがわかります.
最後に,便数と乗車状況についてです.
呉駅行き
・通勤時間帯は 6本/時間 を予定
→ほぼ予定通りの運行
・始発から4便目まではほぼ満員
広駅行
・通勤時間帯は 2~3本/時間 を予定
→6時台を1便増便
・始発の便は4割程度の乗車率と比較的余裕があります.
呉駅行きに関してはまだしばらくは早い時間の便を目指した方がよさそうです.
広駅行に関しては,乗車は問題なさそうですが,渋滞で大幅に遅延するのを考慮すると
呉駅行きに乗って呉駅まで行き,そこから路線バスで広方面を目指したほうが早いかもしれません.
しかし,休山トンネルから広方面の渋滞も深刻なのでやはり朝早い便に乗るのが安心かも..
■広→呉間の移動
こちらも,今回調査しました.詳細は分析中です.まとまり次第レポートしますが,
やはり,早い時間でないと遅れてしまいます.
<調査・とりまとめ協力>
呉工業高等専門学校 神田研究室 学生有志